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美味しいものは大好きです。


by lobomarino
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湯津上屋

samanthaさんの銀座・築地・新富町界隈散策コースにトラバさせていただきました。
この数年で、近所にそば屋が増えた。
しかも、かなりレベルが高い二店。
まずはやっぱりここ湯津上屋。
場所は銀座のはずれ。
京橋公園そば。
昔、料亭が在った跡地に高層マンションが今では建ち、
その敷地内には昔から在ったようなお稲荷さんが今でも在り、
そのお稲荷さんそばの裏路地を入ってゆくとこのお店は在ります。
その裏路地自体、小さな工場が在り、二人が並んで歩くのもちょっと難しいと思うような路地。
そんな路地に蕎麦屋にしては珍しいカウンターが在る小さなお店。
座席は机が二つか三つ。そして4人ぐらいのカウンター。
カウンターに通され椅子に座り落ち着いて店内を見回すと手入れが行き届いた店内。
カウンターに座り厨房をのぞくと、やはり奇麗に手入れが行き届いた厨房。
調理に関係無いものは黒電話と古時計。
そしてカウンターの特権目の前で若いご主人が調理している姿が見れました。
手早く小気味よく、衛生的な調理をしている姿は、かっこ良いのです。
一品一品丁寧で、手早い。これは簡単なようでナカナカ大変なのです。

肝心の料理ですが、蕎麦が純粋に美味い!!
自分が注文した天もりは、
蕎麦の香りがしっかりとして、
甘み有り、腰有り、奇麗な霧蕎麦。
天ぷらはサクサク、ほこほこ。
小エビがタップリのかき揚げ。
甘さを感じる茗荷。
切れ込み具合が嬉しいなす。
香りあふれる舞茸。
蕎麦汁で食べるのではなく、天つゆが別で出てくるところも良いです。
蕎麦を食べ終えたところで『さっと』出てきたそば湯も美味しく、
ああこのそば粉なら蕎麦がきも美味しいだろうななどと感じました。


一緒に行った人が頼んだ鴨南蛮は、
鴨をまず炙りそれを取り出し、
蕎麦汁を作り、頃合いで鴨を汁に戻していました。
一口もらいましたが、
鴨の火加減、蕎麦の茹で加減、
なにより出汁の効いた汁の美味いこと!

熱いそばも、冷たいそばも、すばらしく、
店もとても素敵な感じです。
本当に誰かに教えたいけど、
自分だけの秘密にしておきたいぐらいの良い店です。

月曜だけが定休で、
平日も土日祝日まで営業してますし、
休憩時間も無し。
お客としては嬉しい限りですが、
無理しないでいつまでも続いてほしい素敵なお店です。
by lobomarino | 2005-09-28 23:49 | その他